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9月28日、鹿児島県庁県政記者室にてJ2クラブライセンスについての会見を行いました。

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鹿児島ユナイテッドFCでは2017シーズンのJ2クラブライセンスの申請を行い審査を受けてまいりましたが、判定結果は『不交付』となりました。つまり、今シーズンの成績に関わらず、来シーズンのJ2昇格はありません。

※詳細は下記リンクをご覧下さい
9月28日(水)J2クラブライセンス審査結果について

 
クラブとして『国体改修のスケジュール変更が可能かどうか』『国体改修により10,000席確保されないのは一時的であるのでその点は考慮されないのか』『ゴール裏芝生席に仮設スタンドを設置できないのか』と考えて取り組んで参りましたが、いずれも基準を充足できませんでした。
また、仮に座席が10,000席を満たしたとしても『屋根が観客席の3分の1以上覆っていること』というB等級項目があり、現在の改修工事では観客席の3分の1以上を覆う工事ではないと当局より聞いており、今回の改修工事が終了しても満たさない状況です。B等級項目が満たしていない場合は、その対応策を示す必要がありますが現時点で対応策が出せる状況にありません。
したがって2017シーズンは仮に10,000席が満たせても施設基準を充足する見込みがなくJ2クラブライセンスは不交付になったものとクラブは考えております。

以上が、2017シーズンについてJ2ライセンス不交付についての報告です。
 

上記内容に関する質疑応答(pdf)

※クラブ独自の見解です。ご承知置きください。
 

2018年度以降について

クラブとしてはまずはJ2ライセンスの取得を目指しておりますがJ2ライセンス取得し昇格した後は、J1ライセンスの取得を目指すことになります。ここで、J2ライセンス及びJ1ライセンスの概要とその他条件の概要(抜粋)は<図1>のようになります。

<図1>Jリーグクラブライセンスとその他条件の概要(抜粋)※クリックで拡大されます
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以下に、2018シーズン以降の施設基準への適合見込み<図2>を検討して参ります。

2017シーズン中の国体改修工事を行った後は、観客席が12,500席程度となりJ2ライセンスの10,000席は確保しますが、J1ライセンスの要件は満たさない状況となります。したがってJ1ライセンスを取得するためには、観客席を15,000席以上確保する必要があり、2,500席以上の増設も必要となります。

次に、トイレの数は今回の国体改修工事で満たすようになると聞いております。

次に屋根ですが、今回の改修工事は観客席の3分の1以上を満たす工事ではありませんので、J2ライセンスの取得には国体に向けた改修工事後に新たに屋根を観客席の3分の1以上設置するか、もしくはその他の対応策を示すことが求められます。

今後、県立鴨池陸上競技場でJ1ライセンスを取得する場合には上記の屋根と観客席の増設が必要になりますが、2つの工事には150億円程度の金額が必要になるのではないかとの関係者の見解もあります。しかし、現在15,000席のスタジアムは他の地域の事例からも80億円~120億円程度で建設が可能ですので県立鴨池陸上競技場の追加工事を行うより、新設した方が経済的です。

また、現在鹿児島にはJリーグや高校サッカーなどのサッカーの試合のみならず、陸上競技やラグビー、その他大規模な競技大会を開催する場合は『県立鴨池陸上競技場』しかありません。私どもJリーグの試合を開催するにしても他団体様とのスケジュール調整にご理解と協力を頂きながら開催しておりますが、その調整は毎年困難を極めております。

そして、県立鴨池陸上競技場に追加工事を行うとなると大規模工事となりますので、その間サッカーのみならずラグビーや陸上競技、その他大会等も開催できない期間が発生します。

さらに、現在鹿児島にはJ3を開催できるスタジアムは県立鴨池陸上競技場しかありませんので、大規模工事の期間J3の開催も危ぶまれることが懸念されます。

以上のことから、鹿児島ユナイテッドFCとしては現在のホームスタジアムである県立鴨池陸上競技場に追加で観客席の3分の1以上を覆う屋根の工事および観客席の増設を行うのではなく、新たなスタジアムの建設に向けて鹿児島県サッカー協会とともにホームタウンである鹿児島市および活動地域である鹿児島県、その他各種関係団体に働きかけを行って参りたいと考えております。
 
<図2>施設基準への適合見込み ※クリックで拡大されます
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そして2018シーズン以降『将来の新スタジアム構想』をもって県立鴨池陸上競技場をホームスタジアムとして暫定的に利用することでJ2ライセンスを取得しようと考えております。また将来のJ1ライセンス取得はその新スタジアムが完成するまでは不可となりますので、その間にA等級の項目である『専用もしくは優先的に使用できる天然芝のピッチ1面と、隣接するクラブハウスがあること』をクリアすべく取り組んでいきたいと考えております。

報告は以上となります。
今シーズンは昇格できなくても残り7 試合、優勝を目指して戦って参ります。
 

上記内容に関する質疑応答(pdf)

※クラブ独自の見解です。ご承知置きください。
 

監督・選手コメント

浅野哲也監督

結果は残念だとは思いますが、簡単にはとれないライセンスだと思います。
クラブも相当な努力をして、色々な形で県や市にも働きかけをしてきたわけですけど、クラブがまだまだ発展途上にあるのが大きなところだと思います。行政も他の取り組みや計画もあると思いますし、なかなか条件を整えるというのは急には難しい問題ですから受け止めないといけないと思います。現場がやることは、残りの試合これまで通り目の前の試合を勝っていくことだけを考えることです。残念ながら来シーズンのJ2昇格はないですけど、今シーズンかかげたJ3優勝、昇格可能順位の目標は変わらないのでそこを目指して、選手たちとモチベーション的な部分は確認しているので今まで通りの戦いをしていきたいと思います。

 

田上裕選手

僕らは現場でしっかり練習して、常にベストのコンディションをチームとして保って、リーグ戦で結果を出すことが仕事だと思っています。もちろんJ2を目標にしてやっていたので、ショックや悔しい気持ちはあります。でも、だからといって残り7試合ありますが、それを理由にモチベーションが落ちたりすることとはありません。僕らが結果を出すために努力しているのは、いつも熱い応援をしてくださるファン・サポーターのためであり、子供達の良い目標となって夢を見てもらうためです。そのためにも引き続き手を抜くことなく、逆に結果を出して鹿児島県全体を動かす位になることが理想です。悔しいけど頑張っていきたいです。

僕自身がJリーガーを夢見てきて、22年が経ち、やっと鹿児島にJクラブができて、夢を叶えることができました。プロサッカー選手を目指したいという夢を持つ子供達の受け皿を作ってあげたいです。1年でも早く、環境を整えてあげるのが仕事だと思うので、結果を残していきたいです。現在サポートいただいている企業の方、応援して下さっているファン・サポーターのためにも、今年はいい準備期間と捉えて、未来につなげていきたいと思います。